香川県


 東山魁夷せとうち美術館 2016−10−26 

 友達と「東山魁夷せとうち美術館」に行きました。「大和うるわしー万葉のこころを描くー国のまほろば」展。
いにしえの奈良の思い、万葉人のこころ、を万葉歌とともに素晴らしい絵画を楽しみました。

絵を鑑賞し、万葉歌を改めて詠むと、心に歌とその絵に対する思いがしみじみと感じられ楽しい一日でした。

万葉のこころを描いた絵を鑑賞し、絵の元となる万葉歌が添えられていました。
ゆったりとした至福の時を頂きました。感謝です。今の季節の花の歌を二首紹介します。
(描かれた絵は想像してください)

緋扇 の種(ぬばたま)
「夜、黒」の枕詞

ぬばたまの 夜霧の立ちて
おほほしく
照れる月夜(つくよ)の見れば悲しさ


巻6-982 坂上郎女(さかのうえのいらつめ)
夕暮れ時を思わせるような絵の中に、
ほんのりとシュウメイギクが書かれていました。

万葉集には、シュウメイギクとは、
詠われていません。

「夕影の草」は夕方の光にほのかに浮かび上がって見える草の意を表しています。

それを思うと、改めてわが庭に咲く秋明菊を思い出し
しばしその場にたたずみました。

この詩は相聞歌です。
(笠郎女の詩を描いていました。)
我が宿の 夕影草の 白露の

消ぬがにもとな 思ほゆるかも


巻4-594 笠郎女 
我が命の 全けむ限り 忘れめや

いや日に異には 思ひ増すとも


巻4-595 大伴家持 




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