万葉の里



歴史探訪 牟佐大塚古墳  2019-12-08 

古代吉備国の古墳  岡山県三大巨石墳の一つ
こうもり塚(総社)      箭田(やた)大塚古墳(真備)      牟佐大塚古墳(岡山)

 吉備国の
   夢とロマンの 語り部は
  悠久へいざなう
     墳墓の主なり 
古墳入口から奥に入ると 巨石で作られた石棺






万葉歌リフレッシュサロン  [ K ]さんありがとう

万葉歌 リフレッシュサロン講座では、歌の時代背景、歌われた時の歴史、浪漫、恋物語など講師がわかりやすく話す楽しい講座

時には講師演出で、歌や歌人の時代をもとに浪漫物語として演じたり、歌碑のある場所に出向いての現地講座

[ K ]さんは万葉時代の衣服を、講師、受講生の喜ぶ顔を想像しながら、資料をもとに男女合わせて十数着を縫製 


[ K ]さんの腕の見せ所
 限りある布をいかに裁断するか   柄合わせはどうか   できるだけ沢山裁断するには   どんな体型の人でも着られるためには

 等々、山ほどの問題を一つずつ解決  素敵な衣装を完成  

 完成後、講師にプレゼント  

作者Kさんの思い 「娘を嫁がせる気持ちにも似て 嫁ぎ先で大切に重宝され、可愛がられ、また活躍できることを願っています」 

【 男性の衣服 】 
   
万葉人の詠う姿を想像して
創意工夫
柄、デザイン、襟の高さ
身長に合わせて
サイズ調節
  冠、頭巾(ときん)
頭の形を紙で作成して
膨らむように縫製
先端は潰れないように
プチプチを詰める  
  飾り紐は左右のサイズを調整
何度も組み替える  


【 女性の衣服 】 
万葉の女性のつつましくもあり、気品ある姿にと、色、柄合わせに細心の注意を
 袍(ほう)
  と、呼ばれる着物
  手が隠れるようにゆったりと

裳、裾(も)
  プリーツの巻スカートの様なもの
  どんな腰回りでも調節可能 
背子(せこ)
  着物の上に着るベストの様なもの

最大の工夫
  前合わせが開かないように
  丸みを付けての衿付けは
  一方ならぬ苦労 
       
 紕帯(そえひも)
  背子の上から帯のように結ぶ

  縦生地での裁断、
  表と裏の柄合わせに工夫 

  背子の衿は
  顔が引き立つ配色に
比礼(ひれ)
  ストールの様なもの

  ふんわり、しなやかさを保つ布は?
  と、シルクを探す 
  感情表現のアイテムの一つ










万葉の故郷  明日香の旅 2018-11-19 


万葉歌リフレッシュサロンの会で万葉の故郷 甘樫丘の上で万葉の衣装に着替え、万葉人になって万葉の歌を詠いました。

甘樫丘から望む風景はかつては持統天皇、蘇我蝦夷、入鹿も見た風景の歴史を感じながら時を過ごしました。

奈良盆地に浮かぶ小島のように見える大和三山。畝傍山、耳成山、香具山に囲まれるようあった藤原京。

甘樫丘から望む風景は、古代明日香の人々のやり取りが聞こえてくるようです。

薄曇りの空は、かすかに煙たなびく明日香の村の人々の営みを思わせてくれました。

 



甘樫丘から望む大和三山  写真にマウスを置くと山の名前がわかります。

 

 春過ぎて 夏来るらし 白妙の 衣干したり 天の香具山


                                                                   1-28   持統天皇



万葉歌リフレッシュサロンのメンバーが、甘樫丘で大和三山に囲まれた藤原京に思いをはせ、一句を詠いました。

香具山に 霧が流れる 明日香路に   万葉人は 今日も居るらし

                                    万葉歌リフレッシュサロン 
                            巻1-1 自遊人 有明の宮


明日香路を 嫁ぐ日近き 母娘旅  落ち葉踏みしめ 甘樫丘

                         万葉歌リフレッシュサロン 
                             巻1-2 自遊人 有明の宮






万葉衣装の紹介
万葉歌リフレッシュサロンの仲間[K]さんが、万葉人の衣装を縫ってプレゼントをしてくれました。

平城宮で案内をしていた女性が着ていた衣服を見て独自に作り、しかも誰が着てもどんな体型でも着れるように工夫がいっぱいです。

日本服装史による、[養老の衣服令による命婦礼服]のような雰囲気です。

この衣装を着ると身も心も万葉人になれるでしょう。

[K]さんに皆さん感謝です。