四 季 の 花

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零れ桜(こぼれざくら)   2020-03-31
病院の待合室 外に目を向けると 満開の桜
長い待合時間のひと時を 桜のおかげで楽しむ
                  
池の鯉は 揺れる花筏の下で お花見中
まちあい室 
  こぼれ桜の 
    おでむかえ   
   
 花いかだ
 愛でるがごとく
    泳ぐ鯉 
   
   


2020年新年を寿ぐ   2020-01-01
 何年ぶりでしょうか 王子ヶ岳で初日の出
早朝6時半頃王子ヶ岳へ
延々と車が駐車 やっと駐車できるところを探して停めポイントまで歩く
すでに大勢の人がおもいおもいの場所で初日の出を待っている
  
 新たしき 年の初めに
      昇りくる
   神々しき初日
        君と拝まむ
 

 山の端から日が昇ると青空がひろがり
新年を祝うがごとく
王子ヶ岳の木々が赤く染まりくる
 
 








下津井城跡 晩秋に思う   2019-12-01
     
 
 カサカサと
   詩(うた)を奏でる 
      落ち葉道
 
下津井城への道  桜葉はほとんど落葉   
    少し盛り上がった土塁
当時はもっと深く堀があったのだろう 
     

 秋声に
  耳をすませば
    流鏑馬(やぶさめ)の
   駆ける勇馬の
     蹄(ひずめ)も高く
     





風の道(下津井駅〜琴海駅)   2019-11-14
  今は昔
 乗客の夢乗せ 賑わうも
    日向ぼっこの
        下津井駅
     

線路跡の遊歩道
瀬戸内の風景を望み
電車の走る姿、当時に思いをはせる
     
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風の道  2019-11-12
風の道 [稗田駅跡]

廃線となった下津井電鉄の線路跡
素敵な散歩道  サイクリングコース
   


 落秋の
   澄みわたる空気
        桜路



                       愛(愛犬)と 
                 背に受く 秋風
                     桜路 
                  つぎくる春を
                     待つ楽しみ

落秋の一日

 桜並木はすっかり落葉

木守りと
残るカリンの 役目大

 


木漏れ日に
山を彩る  碧石の玉












王子ヶ岳  2019-11-08
 王子ヶ岳から臨む
        瀬戸内海

巨岩、奇岩が至る所に

写真にマウスを置くと
        岩や島の名前が
 
 竪場島(クジラ島)を中心に
広がる世界
 はるか向こうに見えるニコニコ岩
    愛犬(あい)と一緒にニコニコ岩へ

段差の高い階段は難しいので抱きかかけて到着
 







王子ヶ岳    2019-11-02
王子ヶ岳の山頂付近はパラグライダーのフライトポイントとして有名。

天まで届くような 澄みきった青空 
爽やかな風に誘われ王子ヶ岳までドライブ 

数名のパラグライダーが空中散歩  
 
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 瀬戸内海 児島の風景 2018-10-07

お彼岸も過ぎ初秋とはいえ、気温28度まだまだ暑い日が続きます。海辺には家族連れでしょうか、子どもたちが波と戯れたり釣りをたのしんだりしています。

いつの間にか日が傾き夕日が瀬戸内海に輝き、山を見上げると王子ヶ岳の山頂からパラグライダーが気持ちよさそうに飛んでいます。


道中の家々にはキンモクセイの香りがあたりを包み、空き地一面のススキが初秋の太陽を受けキラキラと輝いています。
瀬戸内海の島々 

おむすびのような島は大槌島

島の前に船が見えます
瀬戸内海に輝く夕日 

瀬戸大橋も夕日を惜しんでいます
 

 
あかねさす 日の暮れゆけば すべを無(な)み

   千(ち)たび嘆きて

       恋ひつつそ居(を)る

           巻十二 二千九百一  
                        詠み人知らず 












 新(あら)たしき 年の初めの 初春の
   今日(けふ)降る雪の いやしけ吉事(よごと)
巻20−4516  大伴家持
 
2017-12-22

公園のわき道に見事なナンテン、ハラン。

まるで正月花をそこに生けているかのよう。

初雪をかぶった福寿草。いいことが起こる予感

2018年が明るい年でありますように。




 中秋の名月 2017-09-06 

今年の中秋の名月は、10月4日ですが、[万葉歌リフレッシュサロン]の講座では[夜の観月会]を9月6日の満月の日に行いました。

天気は朝から雨。ところが観月会の時間になると雨がやみ、楽しい会になりました。

交流センターの家橋から月を愛でるのもよし、、池に浮かぶ小舟に乗り一句詠うのもよし。万葉人に思いをはせ、観月会を楽しみました。

家 橋

 万葉集の月の歌を紹介します。


   天にます  月読(つくよみ)をとこ  賂(まい)はせむ  
             
                
今宵(こよひ)の長さ  五百夜(いほよ)継ぎこそ

                               巻六ー九八五    湯原王(ゆはらのおおきみ)
 

  天の海に  雲の波立ち  月の舟  星の林に  漕ぎ隠る見ゆ

                               巻七の一0六八   柿本人麻呂

 

  夕闇は 路たづたづし  月待ちて  行かせ我が背子(せこ)  その間(ま)にも見む

                               巻四ー七0九    豊前国の娘子大宅女
                                   (とよのみちのくにの おとめおほやけめ)



 
 名月の観月会にはお団子、お神酒、秋の七草、新物の芋(サトイモ)をお供えをして、遠い昔に思いを馳せながら月を愛で 一夜を楽しみました。

 万葉集では山上憶良が秋の七草を詠っています。歌の中の尾花は、ススキ。朝顔の花は、桔梗です。

   
萩の花  尾花  葛花  撫子の花  をみなえし  また 藤袴  朝顔の花

                               巻八の一五三八    山上憶良
秋の七草の写真にマウスを置き

アップの写真をお楽しみください。











   
   
   
   


 虹のはな 2016-09-05
児島交流センターの庭園に架かる
大きな大きな虹。

センター前の池に逆さ虹。

虹に包まれた児島の町。

急いでシャッターをきりました。

なんだか夢が大きく膨らんだ気持ちになりました。


万葉歌碑
 
 JR児島駅北には、万葉歌碑があります。

 この歌は、大納言に任じられて帰京する際、遊行女婦(うかれめ)・児島と詠み交わした歌です。

 「大伴旅人」は数年にわたり、「大宰府」の長官として赴任していました。その間に妻を亡くしています。

 望郷の念や、亡くした妻への思慕を多く詠み残した旅人にとって、児島の存在はどれほどの支えであったでしょうか。

 遊行女婦(うかれめ)とは、貴族の宴会に招かれて歌を詠んだり、民謡を歌ったりして座を取り持つ教養のある

 地元の女性です。

 「旅人」が大宰府を去るとき、見送りに来た「児島」が詠った歌と、「旅人」が児島を通るときに筑紫の「児島」を想って

 詠った歌の二首と歌碑を紹介します。



 倭道(やまとじ)の
  吉備の児島を
    過ぎて行かば
 筑紫の児島
    思ほえむかも

巻6-967  
    大伴旅人 


 

 倭道(やまとじ)は
  雲隠りたり
    然(しか)れども
 わが振る袖を
  無礼(なめ)しと思ふな

巻6-966  
    筑紫娘子児島
JR児島駅北広場には、万葉歌碑の説明があります。

吉備の児島は現在の岡山市、玉野市、倉敷市を中心とする児島半島で古代は独立した大きな島でした。

付近の海流が速く、潮待ちの港として栄えたところです。

旅人と児島の問答歌です。