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岡山県


小さい秋探訪の旅(岡山県立森林公園)   2016-10-23

 小雨交じりの中、小さい秋を見つけに森林公園へ。マユミの実が例年は花盛りですが、今年の暑さで早々と葉を落とし、しかもほとんど、実をつけませんでした。 

 木々の葉もほとんど落葉。歌のように赤や黄色になるはずが、茶色っぽい葉が多く地面いっぱいに敷き詰められていました。

 その中で、見つけた秋を紹介します。深まりゆく秋をお楽しみください。
 
小雨の降る中の観察会です。

紅葉している葉が雨でキラキラしています。

今年の暑さでマユミの木が落葉し実がほとんどつかなかったようです。

大ヤマザクラが優しく迎えてくれました。
  カエデは種類が多く見分けがつきにくいです。

赤や黄色に紅葉して山を彩るのですが、今年は茶色のまま落葉しています。
コマユミ  ツルアリドオシ   ツルリンドウ








美咲町大垪和地区の棚田   2016-08-27

 地域の人々が大切に棚田を守っています。春の田植えから稲穂がたわわに実り、収穫の季節を迎えました。
棚田の一部は稲刈りが始まっています。黄金色に輝く棚田の稲穂に感謝です。
棚田の周辺には秋の訪れを思わせる花が咲いていました。 

写真にマウスを置くと変わります。
 
 
     
     




岡山県自然保護センター   2016-08-15

 静かに水をたたえた池の水辺に広がる、草地や、湿原に可愛らしい花が沢山咲いています。
それをとりまく美しい森の広葉樹や針葉樹などの、たくましい生命力が感じられ、そのあいだを気ままにとびまわる
トンボやチョウ、樹液を吸う甲虫の仲間たち。さらには、いろんな声で鳴く小鳥たち。
その中で出会った花や虫を紹介します。

万葉集に詠われている花のいくつかが、センター内に咲いていました。紹介します。

女郎花(おみなえし)

ひぐらしの 鳴きぬるときは、
   女郎花(をみなえし) 咲きたる野辺を
        行きつつ見べし」

  巻17-3951 秦八千島(はたのやちしま)

サワヒヨドリ

(孝謙天皇と光明皇后が共に藤原仲麻呂の家にいらっしゃった時に、色づいた澤蘭(さはあららぎ)を一株抜き取って、内侍の佐々貴山君(ささきやまのきみ)に持たせて、藤原仲麻呂と彼に付き添う大夫(たいふ)たちにお贈りになった歌で、サワヒヨドリの言葉はありません)

この里は 継ぎて霜や置く
     夏の野に 我が見し草は もみちたりけり」

  巻19-4268 孝謙天皇


ナンバンギセル(万葉集では、思ひ草と詠われている)


「道の辺の 尾花が下の 思ひ草
       今さらさらに 何をか思はむ」

  巻10-2270 作者不詳


 
ヒシ

「君がため 浮沼(うきぬ)の池の 
    菱(ひし)摘むと 我が染めし袖 
         濡れにけるかも」

  巻7-1249 柿本人麻呂

「豊国の
企救(きく)の池なる 
    菱の末(うれ)を
 摘むとや 
        妹(いも)が み袖 濡れけむ」

  巻16-3876 
消奈行文(せなのぎょうもん)

ヘクソカズラ

 この植物から出る嫌な匂いが、何とも可哀そうな命名になったのでしょうか。万葉のころにはすでに屎葛(くそがずら)の名前があり、それに屁がついて「ヘクソカズラ」となったのです。 しかし、田植えを知らせる花として「早乙女花」という愛らしい別名もあります。

「さう莢(けふ)に 延(は)ひおほとれる
   屎葛(くそかずら) 
      絶ゆることなく 宮仕えせむ」

  巻16-3855 高宮王(たかみやのおおきみ)


マルバハギ(万葉集には萩を詠んだ歌が142首あります。)

「高円の 野辺の秋 このころの 
   あかとき露に 咲きにけむかも」 

  巻8-1605 大伴家持

「萩の花 尾花葛花 なでしこが花 おみなえし
     また藤袴 朝顔(あさがほ)が花」

  巻8-1537 山上憶良

















 蒜山高原 夏の草原保全と観察会    2016-07-02

サクラソウの自生地は、様々な動植物の宝庫になっています。サクラソウは絶滅が危惧されている植物です
草を刈ったり、山焼きをする事でサクラソウの生育にとってよりよい環境が保たれます。 

サクラソウの自生地

春に咲いていたサクラソウはどこにあるのやら。草がうっそうと茂っています。
このままの状態ではサクラソウの生育が悪くなります。サクラソウの葉を踏まないように気を付けてカマや、草刈り機で刈っていきます。
 
 
それぞれの写真にマウスを当てると、写真の説明が表示されます。 
       
下草刈りをする時、草の間からたくさんの花がありました。すでに咲き終わったもの、今咲いているもの、蕾のもの、いろいろありました。そのうちのいくつかを紹介します。
それぞれの写真をクリックすると大きくなります。をクリックすると元の画面に戻ります。





 
 
 
サクラソウ自生地から少し離れた畑の周辺からの展望。
北には、大山。 西には三平山を眺めながらの弁当タイム。
写真にマウスを置くと山の名前がわかります。
 


 












 蒜山高原   2016-05-28 
風薫る5月。 さわやかな空気と木立の香りを求め蒜山高原にいきました。
空を見上げグリーンシャワーを浴び、あたりを見回すとたくさんの花が草に見え隠れして咲いている。
ヤマボウシ

◎枝を白く染めるようにさいている。
 漢字で書くと(山法師)
何とも古風な名前です。
 
フタリシズカ

◎漢字で書くと(二人静)
何とも風情があります。
 
左:「チョウジソウ」 

◎チョウジとは釘(丁子)のことで、細く長く伸びた花枝の形を現したもの らしい。

右:「トチバニンジン

◎葉がトチノキの葉に似ているところからトチバニンジンの名前が付いた。
ショウジョウバカマの種 ショウジョウバカマ ホタルカズラ
ハナイカダ

◎葉の中央に花を咲かせ、実を付けるおもしろい植物。葉を筏(いかだ )に見立て、その上に乗る花や実を筏の上に乗る人に見立てたもので何とも風情がある。

ウリハカエデ
ナルコユリ

◎アマドコロと類似 見分け方は茎の違いがある。 触ってみて。
シライトソウ

◎糸屑を束ねたような、花の姿に由来
ラショウモンカズラ
(羅生門葛)
◎なかなかの名前ですね。



 



岡山県立森林公園の花々  
4月22日に行きました。公園のいたるところにショウジョウバカマが咲いています。薄いピンク、濃いめのピンク、オレンジ赤のかかったピンク、沢山咲いていました。ミズバショウは終わりかけで少し残念です。バイケイソウは緑の葉が茂り花が咲くのが楽しみ。その周りではキンキエンゴサクが集団で咲き、薄紫、薄いピンク。ミヤマカタバミも白が多かったのですがピンク色も咲いていました。
この季節、森林公園と言えば、「ザゼンソウ」と「ミズバショウ」
ザザゼンソウ(別名:達磨草とも言います。苞の中のつぶつぶが花です)
ミズバショウ(葉は有毒で、春の雪解け時期に冬眠していた熊が食べ、下痢を起こし体内の毒素を抜くと言われています。)


(下の写真をクリックして、スライドショウーをどうぞ。)
ムラサキサギゴケ・リュウキンカ・ショウジョウバカマ
バイケイソウ・ネコノメソウ

(下の写真をクリックして、スライドショウーをどうぞ。)
エンゴサク・キクザキイチゲ・ミズバショウ
ミヤマカタバミ(白)・エンレイソウ

   (下の写真をクリックして、スライドショウーをどうぞ。)
ザゼンソウ・ミズバショウとリュウキンカ・スミレサイシン
ミヤマカタバミ(ピンク)・森林公園周辺の谷の滝 










 御津町紙工(しとり)天満地区の花々  
16/03/22
   山草会の仲間と撮影会。車に分乗していざ目的地へ。 そこは「ホソバナコバイモ」「カタクリ」の群生地。
   「ホソバナコバイモ」「カタクリ」が可憐な姿でそっとうつむいて咲いている。  
   地面に這いつくばったりのぞき込んだりして、カメラマンたちは真剣な表情。撮影の技術が、テクニックが追い付かない。
   風に揺れて語りかけるような姿は何とも言えないが、撮影には風がとまらないとシャッターが切れない。  難しいね。

   少し奥に歩いていくと、「すみれ」「春蘭」も。  道路の斜面には「スズシロソウ」がいっぱい。

   吉備中央町まで足を延ばすと、そこには「ユキワリイチゲ」が待ってくれていました。
 
それぞれの花をクリックすると、大きくなります。戻る←で元に戻ります。
ホソバナコバイモ 春蘭 スズシロソウ ユキワリイチゲ
万葉集に詠まれている花の紹介

カタクリは堅香子(かたかご)と言われていました。

物部(もののふ)の  八十(やそ)乙女らが 汲みまがふ

     寺井の上の
  堅香子の花

        巻一九  四一四三  大伴家持
万葉集に詠まれている花の紹介 

  

春の野に スミレ摘みにと ()し我そ

      野を懐かしみ 一夜寝にける

          
巻八  一四二四  山部赤人





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